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現在、糖尿病の可能性が否定できない人は全国で1300万人(10人に1人)、糖尿病とされている人は690万人、そのうち受診者はわずか220万人です。病気に気づいていないか、放置している人が3分の2もいるのが現状です。
糖尿病とはインスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブドウ糖濃度が高くなっている状態です。
糖尿病が恐ろしいのは、その合併症です。無症状でも高血糖が続くと、網膜症、腎症、神経障害のほか、脳卒中、心筋梗塞などさまざまな病気を引き起こします。
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糖尿病の種類には、(1)インスリンの分泌がほとんどない場合(1型)、(2)インスリンの分泌や働きが悪い場合(2型)、(3)その他の疾患が原因になる場合、(4)妊娠糖尿病が有ります。インスリンの分泌や働きが悪い2型が全糖尿病患者の95%を占めています。
糖尿病になりやすい人は次のような人です。
・遺伝的な要因…ご両親・兄弟姉妹などに糖尿病の方がいる人。
・肥満の人…脂肪細胞から分泌されるホルモンはインスリンの働きをさまたげます。
・運動不足の人…血液中のブドウ糖の消費が減り、血糖値が上昇しやすくなります。
・ストレス…ストレスを受けると副腎皮質ホルモン、アドレナリンなどが分泌され、インスリンの分泌が不規則になります。
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1型糖尿病では、急激な発病のため、喉の渇き、多飲多尿、全身のだるさ、そして明らかなやせ症状も出てきます。
成人に多い2型糖尿病では、多くの場合、無症状で始まります。中年をさかいに太りだし、そのうち尿糖検査、血液検査で糖尿病と診断されるケースが通常です。肥満ということを除けば無症状なのが、2型糖尿病の特徴です。放置して進行すると体重減少、疲れやすさ、無気力、おでき、かゆみ、性欲低下等の症状でようやく糖尿病と診断される場合もみられます。糖尿病の早期診断には定期的な検診が必要です。
糖尿病がひどくなると、尿が多くなる、のどが渇く、お腹がすく、体重が減る、疲れやすい、手足のこむらがえり等の症状が出ます。時には意識障害となることもあります。
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採血専用の器具を指先に当て、レバーを下げると、少しチックとしますが思ったよりも痛みはなく血液が少量出ますので、それを採血用ろ紙に吸い取らせるだけです。
血液中のHbA1c(ヘモグロビンA1c)値を測定し、基準範囲値 4.3%〜5.8%(日本糖尿病学会基準)5.8%以上の場合は、糖尿病が疑われます。
HbA1c(ヘモグロビンA1c)の検査は、通常の血糖検査と違い食事の影響を受けずいつでも検査ができ、また、過去1〜2ヶ月の血糖値の平均値を反映するので糖尿病患者の長期の血糖コントロールの指標として利用されています。糖尿病患者の場合は、HbA1c値を7%未満に保つことが、糖尿病の合併症の予防や進行防止に役立つといわれています。
※HbA1c(ヘモグロビンA1c)…赤血球中に含まれるヘモグロビンが血液中のブドウ糖と結合したもの。
※血糖値…血液中のブドウ糖の量。
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